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想像力
凄惨な殺人事件が発生した。 被害者に落ち度がないストーカー殺人で、犯人の動機も身勝手で酌むべき点は全くない。 裁判で、犯人には懲役18年の刑が言い渡されたとしよう。 この事件をきっかけに、「殺人罪の刑が軽すぎて被害者が浮 […]
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訴状起案
今の時期は、年度の替わり目ということもあって、裁判所の開廷が少ない。 世間一般も人事異動でバタバタしているからか、私も何となく外へ出る予定が少ない。 近々訴訟提起を予定している件が複数あるので、今の時期に訴状起案を集中的 […]
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訴訟上の和解における「調整金」
不法行為に基づく損害賠償請求においては、損害額の約10%を弁護士費用相当額として加算でき、不法行為の日から支払われるまで、年3%の遅延損害金が発生する。 訴外で示談する場合には、弁護士費用と遅延損害金はカットされるのが通 […]
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私立小学校・中学校の出席停止命令 その2
2月17日のコラム(私立小学校・中学校の自宅待機措置・出席停止命令 その1 – 村林法律特許事務所 (murabayashi-ltm.jp))の続きで、裁判例を紹介する。 東京地判令和5年4月10日(令和3年 […]
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私立小学校・中学校の出席停止命令 その1
非違行為のあった生徒に対する処分の基礎的事項。 公立小学校、中学校は、懲戒としての退学、停学いずれも適法にし得ない。公立高校はいずれも適法にし得る。 私立小学校、中学校は、懲戒としての退学にはし得るが、停学にはし得ない。 […]
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弁護士基準満額取れますか?という質問
慰謝料は弁護士基準満額取れますか? 交通事故の通院慰謝料は、弁護士に依頼する場合とそうでない場合とで保険会社の提示が変わるという情報は、インターネット上にあふれており、相談に来られる方が予備知識として知っておられることも […]
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今年は身柄の裁判で結果を出したい
昨年2023年の身柄裁判の結果をまとめてみた。複数勾留の場合の申立ては1件とカウントしており、1回の手続きで1件である。国選受任件数が減ったこともあり、請求・申立数自体思ったほど多くはなかった。 保釈請求に関しては、希望 […]
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受任件数(2023年)
2023年も大晦日を迎えた。大学を卒業してからは、月日が経つのが本当に早い。 今年の受任件数を数えてみた。 国選刑事 11件(少年事件も含む。) 私選刑事 2件 交通事故 26件(被害者単位。物損と人損は1つとした。 […]
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科目最終試験・合格
本欄2023年12月3日記事の科目最終試験は、無事合格していた。「学校教育職入門」という科目である。 初めての教職単位2単位をゲットした(4月に入学しているのだから遅すぎる)。その他、レポートを提出した科目は、全てレポー […]
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当然の話だが説示されるとありがたい裁量保釈の基礎
師走になると刑事事件が増える印象がある。今の手持ちの国選事件は7件である(うち2件は判決待ち。)。 ちょうど1年前のこの時期であるが、印象に残っている保釈がある。 前科なし・自白事件であるが、事案の性質から、身元引受体制 […]