弁護士コラム

受任件数・手持ち件数(2024年)

2024年もあと1日と少しで終わる。2週間ほど前に弁護士登録4年が経過し、5年目に突入した。来年4月には独立開業4年目に入る。今年も受任件数と手持ち件数を数えてみた。

受任件数
交通事故 43
刑事事件  9
民事事件  6
労働事件  1

手持ち件数
交通事故 35
刑事事件  1
民事事件  8
労働事件  1

まず、交通事故案件は、昨年26件であったのに対し、さらに大きく増加した。このホームページやポータルサイトから問い合わせをいただくことが多い。以前に事件終了した元依頼者の方に知り合いの方を紹介していただくことも増えており、事件処理の成果が出ている証であって嬉しく思う。

交通事故案件に対する私のスタンスは、時間や労力の惜しむことなく、適正な賠償を勝ち取ることを目標としており、時間効率を重視した処理は絶対にしないことを心がけている。それゆえ、今後とも、損保側と提携することはないであろう。

もっとも、法的に請求が困難なことを求められても、それは厳しい見通しを伝えるほかないことは断っておく。それでも、何とかそれを実現する手立てがないかは考えるが、結果を求められてもそれは無理難題というものである。

刑事事件は、国選・私選合わせて一桁に落ち込んだ。こちらは、諸事情があって国選の新規配点を当面ストップしていることが影響している。当然のことだが、受任した案件に対して手を抜くことはない。捜査段階から、結果を恐れず、身柄釈放活動に勤しんでいる。

民事事件は、一定数の受任をしているが、執行に難儀して滞留している案件が散見されるのが悩みどころである。来年は何とかまとめてクローズしたい。

その他、学校関係の案件にもかなりの時間をかけている。弁護士会経由で推薦されるいじめ重大事態調査委員会(第三者委員会)の委員長やスクールロイヤーとして学校の教育活動に対するフォロー、教職員・生徒向けの講演など、責任の大きい仕事を任されることが増えてきた。
弁護士としての専門性に関わる部分でもあり、来年も意欲的に取り組んでいきたい。