津地方裁判所の民事裁判官
あと2カ月もすると裁判所が異動シーズンに入る。訴訟を提起する場合、今なら今年度中に第1回期日が入る可能性が高いが、もう少しすると第1回期日が来年度に回される。
ところで、法律は1つである。しかし、事実認定における証拠評価、法解釈や当てはめなどは、裁判官によってバラつきがある。同じ事案であっても、裁判官によって判断が変わるのはごく普通のことである。裁判官は機械ではないから、裁判官ごとの個性や考え方の違いによって変わってくる部分もある。裁量の範囲内で認められていることである。
交通事故の訴訟なんかだと、管轄裁判所が複数あって、原告が選択できることも多い。1人支部だと、特定の裁判官による審理・裁判を求めることが可能である。争点ごとの裁判官の判断傾向を分析して、被害者側に有利な判断を得られる可能性が高い裁判所を選択するというのも有益なことである。
そう考えると、裁判官の異動情報は当然気になる。例外は多いが、通常裁判官は3年ごとに異動する。津地方裁判所の民事訴訟を担当する裁判官の当地在任年数は以下のとおりである。現・部総括はかなり特殊なので置いておくとして、3年目の裁判官は今年限りで異動になる可能性が高い。また、今後2年目の裁判官にされた新件は、当該裁判官に判断してほしいならば、当然来年度中の終結を意識した訴訟活動が必要であろう。
津地方裁判所民事部
竹内浩史(4年目)
小川貴寛(1年目)
芹澤美知太郎(3年目)
清水萌(2年目)
後藤寛樹(2年目)
津地方裁判所四日市支部
日比野幹(2年目)
西前ゆう子(2年目)
糸井淳一(2年目)
津地方裁判所松阪支部
佐藤雅浩(1年目)
津地方裁判所伊賀支部
細川八重(2年目)
津地方裁判所伊勢支部
小川清明(2年目)
津地方裁判所熊野支部
前田優太(3年目)