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簡易裁判所で国家賠償請求事件が審理されるか
簡易裁判所に1件訴訟を提起した。国賠法2条1項に基づく損害賠償請求事案である。訴額が2桁万円なので、法定の事物管轄に従って、簡易裁判所に訴訟提起した。行政事件訴訟は、訴額が140万円以下であっても簡裁に管轄はない(裁判所 […]
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初犯の薬物事件の情状弁護
初犯の薬物事件はやることが少なく、国選弁護の事件の中では楽な部類だという言説に接したことがある。 たしかに、例えば前科のない被告人による覚醒剤自己使用1件の事案であれば、執行猶予付き判決と相場が決まっている。生活を監督す […]
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紛争処理機構の代理人申請に印鑑証明は不要
自賠責の後遺障害非該当判断を覆すべく、昨年12月に自賠責保険・共済紛争処理機構に紛争処理申請をしていた件で、受理通知が届いていた。 注:紛争処理機構は紛争処理センター(紛セン)とは異なる。 ところで、紛争処理機構への申請 […]
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受任件数・手持ち件数(2024年)
2024年もあと1日と少しで終わる。2週間ほど前に弁護士登録4年が経過し、5年目に突入した。来年4月には独立開業4年目に入る。今年も受任件数と手持ち件数を数えてみた。 受任件数 交通事故 43 刑事事件 9 民事事件 […]
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日弁連交通事故相談センターの示談あっ旋を利用してみた
交通事故に関するADR(裁判外紛争解決手続)といえば、公益財団法人交通事故紛争処理センター(通称「紛セン」)の和解あっ旋があるが、もう1つ、公益財団法人日弁連交通事故相談センターの示談あっ旋というものもある。両者の相違点 […]
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浅はかな無罪判決批判 その2
浅はかな無罪判決批判 その1 – 村林法律特許事務所の続きのコラムである。 裁判長だけを批判することについて 無罪判決に反対する署名や訴追請求とやらは、高裁の裁判長を対象として槍玉に挙がっている。刑事の控訴審 […]
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浅はかな無罪判決批判 その1
ここのところ立て続けに、控訴審で1審有罪判決が破棄され、逆転無罪が言い渡される事例があった。業務上過失致死と強制性交の事件である。 それに対して、インターネット上では、非常識な判断をしたなどと裁判長を批判する意見が散見さ […]
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UDフォントへのこだわり
以前も、UDデジタル教科書体 – 村林法律特許事務所のコラムを投稿したが、昨年の9月から、当事務所の作成書面にはUDフォントを使用している。裁判所に提出する訴状や準備書面等も同様である。 今日、選択修習中の修 […]
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アスト地下「炉庵」の牡蠣フライ定食
事務所で昼をまたいで仕事をする日は、津駅東口のアスト津地下の「炉庵」でランチを取ることがある。 毎年この時期は期間限定で、鳥羽・浦村産の牡蠣を使った牡蠣フライ定食が提供される。 しかし、去年は1000円と少しだったのが、 […]
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弁護士の使命
弁護士法1条1項は、以下のような条文である。 「弁護士は、基本的人権を擁護し、社会正義を実現することを使命とする。」 基本的人権の擁護とは何だろうか。社会正義の実現とは何だろうか。 当地の民事部部総括の竹内浩史裁判官の著 […]